ゆとりある

ひとりで黙々と生活しているゆとり世代会社員。典型的低給料で貯金がない。実家の人と接触するとその後の気分の落ち込みがすごい。//自分のためのログ

衣替え

急に寒くなって、

今3連休だし衣替えが必要だなと、

散らかった服たちを見て長期的に保管する前提の畳み方にシフトしたんだけれども、

保管する衣装ケースを昨シーズン買い足さなかったことを思い出した。

 

買いに行かねば。

 

引越しを去年にしたばかりだから、

季節の折々に足りないものが出てくる。

 

丁寧に夏服を畳みながら、

(しかし、この服をまた来年着たいだろうか)と。

 

実はこの手元の部屋着、来た頻度は抜群だが、気に入り具合に疑問を持ちながら毎度来ていた。

洗剤がもったいないなーなんて思うこともあった。

果たして私は、今、この服が好きか?

人前で、お泊まりとかある程度親密な友人と過ごす場であったとしても、着たいか?

砕けていても“特別な場”、そこにわざわざ選んで持っていきたいか?

 

ヨレたとはいえ、一着の洋服。

あれば着れるし便利だし。

捨てて、

買い求めるとなると翌年また出費になる。

 

仮に捨てるとして、どう処分する?

フリマアプリか?いやいや、いくらなんでも買い手がつかない。

中古服の買取か?いや、値段がつかないだろう。

アパレルショップの回収か?いや、あのショップはクーポンをくれるが使うには3,500円以上買わねばならない。あの店を普段から利用しないのだ、そんなを金額まとまって買うことはないだろう。

雑巾がわり?吸水性に難がある。

街の回収?それだとちょっと、惜しい気がする。

 

処分と保存、いずれにせよコストがかかる。

洗濯物を畳みながら考え、布団を取り込みながら考え、

家事の合間の休憩がてらニトリIKEA、LOWYA、ニッセン等々、ワードローブを調べた。

2つの間で大いに揺れた。

 

 

あれやこれと考えた末、

「ボロとわかってても使い続ける」という貧乏根性は、たしかに美しかろうが私の気持ちをじりじりとすり減らす。

実家にいた頃を思い出して、考え方をまず改めることにした。

 

自分の人生を幸せなものにするために実家を出て、

物を減らす、自分にとって《より良いもの》だけを手元に残す、取捨選択のために大きな家に越したのだから。

 

夕方5時。衣装ケースを買いに、隣駅まで足を伸ばそうとまで考えていたが、

私に今必要なのは考え方の書き替えと、審美眼と決断基準を手に入れること。

 

なにより今月は特にお金がない。

笑ってしまう。

理由は分かっている。必需品以上の、つまり“嗜好品”の、服と鞄を3.5万も買ってしまったからだ。大笑いだ。

 

まだ季節は変わり目。

手放すにはもってこいの時期だ。

 

次の誕生日までの1年間は、

自分をより知り、人生単位で必要な知見を身につける

と、決めている。

 

 

玄関を出ていく前に、ショッピングカートに会員情報を入力する前に、自分を説き伏せられた。

 

 

腕を上げている。

なによりである。